息子夫婦に内緒なのかな。まとまったお金が入ったこと。
前、年配のご婦人から不動産を購入したことがありました
決済の日に、司法書士さん、仲介の不動産会社の担当さん、そのご婦人と私の4人が集まり、
支払いもスムーズに済み、シャンシャンとなりました。
そこで、司法書士さんが、ご婦人が持参した権利証がカラになった後、
カラ権利証が必要ですか、廃棄しますか
とご婦人に聞きました。
これはごくごく定型的質問で、ほぼ必ず聞かれます。
私側が売り手の場合は、法人の代表としてその場にいますので、
会社の慣例通り、カラ権利証を郵送してもらうようお願いしています。
ここからが長かった・・
私は、優柔不断でああ言ったりこう言ったりぐずぐずする人が苦手なので、
数ある取引の中でも本当に印象に残っています。
「そうねえ。送ってもらおうかしら」
「承知しました。それでは今お住まいの〇〇町のご住所宛、お送りさせていただきます」
「あ、ちょっと待って。そっちは息子の家なのよ。先月から同居を始めてね」
「?。今、そちらにお住まいでいらっしゃるんですよね」
「そうなんだけど、そっちはちょっとねえ。今、空き家になってるけど△△市の方に送っていただける?」
「はい。ご希望とあらばそちらにお送りしますが、一応、普通郵便ではなく、お受け取りが必要な書留類で送らせていただいておりますので、無人のお宅でお受け取りは大丈夫でしょうか」
「あらー、そう。届きそうな頃に、△△市の家に行って受け取ろうかしら。入れ違いなら不在票入ってるでしょうし」
やれやれ。よかった。じゃあ、そういうことで、と思ったら
「最近足が痛いから、△△市までやっぱり行けないかも。でも、息子の家に届くとちょっとねー」
と振り出しに戻りました。
その件は当事者がゆっくり考えるとして・・ということで解散したと思う
だいぶ前なので、最終的にどうなったかは忘れましたが、
ああ、こういうタイプの方もおいでになるなあ
と、しみじみ思ったのでした。
今日の英単語: parallelogram (名詞) 平行四辺形
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