おはよう! 1日ひとつ英単語

60歳を過ぎ肩の力が抜けてから案外楽しくなってきたなあと思う日々です。

外国人の浮世絵師 日本人以外の人々も浮世絵を描いた

外国人浮世絵師の一人 エミール・オルリック(Emil Orlik) 


浮世絵と言えば日本独特の芸術ですが、外国人浮世絵師もいたのです。


葛飾北斎、歌川広重などなど、浮世絵といえば、すぐに頭に浮かぶ日本の画家がいます。

名所絵、役者絵、美人画など、その題材はさまざまで、

江戸時代から明治時代にかけて大活躍しました。

きわめて日本的という印象の浮世絵が、

海外の芸術に影響を与えたことはよく知られていますが、

外国人の浮世絵師がいたことは、あまり知られていないようです。


今日は、そうした外国人絵師についてお話してみたいと思います。

画像はすべてパブリックドメインからのものです。



エミール・オルリック (Emil Orlik) 1870-1932



Emil Orlik        Zwei Geishas 1900 (public domain)



エミール・オルリックは、明治・大正・昭和期を生きたプラハ出身の版画家です。

上記の作品は、パステルで描かれたもののようですが、

当方絵画に詳しくないため、本来のドイツ語を英訳した説明文を記載します。

Pastel and opaque white on brown, fibrous paper.

ドイツ語で「ふたりの芸者」と名付けられています。1900年の作品です。


エミール・オルリックは1900年代に2回ほど来日し、木版画の技術を学んだようです。


私の印象としましては、

座っている女性の方が自然に描かれているような気がします。


著名な外国人浮世絵師ヘレン・ハイドとも版画を通して交遊があったとのことです。




日本の人々を描いた作品



Emil Orlik        Japanerinnen 1901 (public domain)



向かって右の、眠っている赤ちゃんが、首ががくっとなっていて可愛い!

二人の女性の普段着がとてもよく当時の着物の様子を伝えています。



師であった狩野友信を描いた作品も



Emil Orlik    Japanese painter Kanō Tomonobu(1901) public domain 



(2024/01/25 加筆再掲)


今日の英単語: accusation  (名詞)      告発、非難