おはよう! 1日ひとつ英単語

60歳を過ぎ肩の力が抜けてから案外楽しくなってきたなあと思う日々です。

浮世絵と舟  boats in Ukiyo-e


北斎の波の絵を始め浮世絵にはたくさん海と舟を描いたものがあります(再掲)


時々、パブリックドメインになっている作品をダウンロードして、


楽しむことがあります。


今日は休みですので、のんびり浮世絵を


検索してみました。




日本は海に囲まれていますから、


海そして舟を描いた素晴らしい浮世絵がたくさんあります。



画像はすべてパブリックドメインに収蔵されているものなので、


誰もが自由に鑑賞できるのがありがたいです。






葛飾北斎 富嶽三十六景 「神奈川沖浪裏」1831-33頃




この絵は、あまりにも有名で、


外国人も含めて、多くの方がいちどは見たことがあるのではないでしょうか。


美しくも激しい波と富士山が印象的。


波間の三艘の舟を見逃してしまいそうです。


しかし、波にもまれながらも、果敢に舟をあやつる姿もまた心に残ります。









歌川広重 「東海道五十三次 荒井 渡舟ノ図」 1833-1834




現在の静岡県湖西市に相当する風景。


いちばん手前の舟に乗っている人々の様子が、


微笑ましいです。


前を行く立派な幕が仕立てられた舟は、お殿様が乗っておられるのでしょうか。







庄田耕峯 「宮島の鳥居」




こちらは、時代がぐっと新しくなり、


明治・大正期に活躍した日本画家・庄田耕峯(1877年- 1924年)の作品です。


月に照らされた静かな夜景。


そして静かに漕ぎ出だした小舟が、しっとりとした情感を醸し出しています。







川瀬巴水 「旅みやげ第一集 石積む舟(房州)」 1920




川瀬巴水(1883-1957)の、1920年の作品です。


房州石と呼ばれる石の産地として


千葉県の鋸山が栄えた頃を描いた作品です。


手前には、石材を背に負って、板を渡る人の姿が描かれています。


その重そうな姿と、船頭さんの背筋を伸ばした姿勢とが


対照的です。




絵画はその時代の空気を今日に伝えてくれます


私は事務所の廊下と壁などに、旅先で集めた版画やポスターなどを


ディスプレイして、楽しんでいます。


好きな絵に囲まれていると、本当に幸せになりますし、


ご訪問くださった方々との話の端緒にもなります。


(以上再掲)


今日の英単語:National anthem 国歌