おはよう! 1日ひとつ英単語

60歳を過ぎ肩の力が抜けてから案外楽しくなってきたなあと思う日々です。

日本の労働生産性は低いとよく批判されますが

こんにちは。
今週は木曜が祝日でしたので、1週間が楽でした。
真ん中あたりでお休みするのもいいですね。



労働生産性と資本生産性




まずは労働生産性ですが


我が国は長時間労働気味で、残業が多く、労働生産性が低い


とよく批判されます。


また、旧来からの慣習で、自分だけ一人さっさと帰るのは気が引ける。


つきあいで、残っている人も多いとも言われます。


労働生産性を高めるためには、集中して勤務時間内に効率よく仕事をし、


つきあい残業はしないといったところでしょうか。


他方、人数が足らず、一人当たりの仕事量が多すぎて、


過労で倒れるといったきわめて危険な状況もあります。


このような状態においては、労働生産性を云々する前に、労働環境の改善が


先です。



先の話題に戻りますが、


「労働生産性」という言葉は、さまざまな解釈があり、


意外に使い方が難しい。





物的労働生産性と付加価値労働生産性


何を、労働者数で割り算するのかの違いですが、


要するに生産されたものを物的単位(個数や金額)で測るか、


付加価値(新たに作りだされた価値)で測るかの違いです。


この付加価値の算出方法なんですが、


積み上げていく日銀方式(足し算)と


控除による中小企業庁方式(引き算)がありまして、


一筋縄ではいきません。





資本生産性


おおざっぱに言えば、投下資本がどの程度効率的に働いているか


ということです。上記の労働生産性は生産要素として、労働力に注目しましたが、


資本生産性は投下資本に注目しているわけです。




さて、作られた商品やサービスは市場で評価され、売れていますかという問い


さて、効率よく製品あるいはサービスを世の中に


送り出しても、


それが市場で売れなければどうしようもありません。


不良在庫になるばかりです。


物的労働生産性も何もあったものではありません。




売れる商品づくり・これに尽きると思うのです


市場で評価される商品やサービスを提供することが大事で、


市場評価が低く、不人気で売れないということになれば、どうしようもありません。


そしてもうひとつ。


過労による病気を誘発するような労働環境は


絶対にだめだということです。


生産物が期待通り売れれば、作業効率を高め、人員を適正に配置して、


粛々と事業が進む可能性は高まると思うのですが、


魅力ある商品が世に出せないと、


経費節減による従業員へのしわよせ、労働環境の悪化、やる気の減退が起こってきます。


ひとつ覚えのように労働生産性の低さを言うだけではなく、


売れる商品開発こそが本命の課題だと私は思うのです。



今日の英単語: depreciation  (名詞)  減価償却


ではでは。
今日もお読みくださって、どうもありがとうございました!