おはよう! 1日ひとつ英単語

60歳を過ぎ肩の力が抜けてから案外楽しくなってきたなあと思う日々です。

論文発表は研究者の使命ですが、簡単にはいきません


こんにちは。
ご訪問ありがとうございます!


今日は月が替わりまして、いろいろ事務的な業務が発生し、
さきほどまで外出しておりました。


やはり、暑いです。
久しぶりに日傘をさしました。
かなり効果があったように思います。


さてさて、今回は研究関連の仕事について少し書かせていただこうと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。





大学・大学院関連の研究業務には講義と研究があります


私の場合は、企業の役員との兼業ですが、


大学の研究職と言いますと、教員として学生に講義をする姿が最初に思い浮かぶかもしれません。



もちろん、教育も非常に重要なのですが、と同時に、


自分の専門分野について


テーマを設け、研究を実施し、定期的に論文を発表するということは、


もはや使命というか、


論文発表なくして、研究者とは言えないというぐらい大切な部分です。



アメリカの大学などでは、


Publish or Perish 


という耳タコ系文言がありまして、


意味は、おおざっぱに訳しますと


論文をだせ、さもなくば 研究者をやめてしまえ (研究者とはいえない)


といった感じです。





論文としては、査読論文がいちばん重要とされています


研究者は主として、学術誌や紀要等に自分の論文を発表するのですが、


そのなかには、査読論文と呼ばれるものと、


そうでないものとがあります。


査読というのは、英語ですと、peer-review などと表現され、


つまり、同じ分野の他の研究者に審査してもらうという意味です。




査読論文投稿は結構つらいものです


やっとこさ書き上げて、投稿したものの


1か月から数か月後に、編集部から連絡が来て、


査読者Aの評価はどう、査読者Bの評価は・・・査読者Cは・・・


と、審査結果が戻って来ます。



めったに、


すばらしい!このままで掲載です!


とはならないんです。(これは私だけじゃないと思います、たぶん)



査読結果を読んで、


俗な言い方で恐縮ですが


ブチギレた!


という話もよく聞きます。


今はほぼみんなメールでのやり取りなので昔の話ですが、


送られてきた査読結果を破り捨ててはいけません。


まずは、机のひきだしにしまって、


一晩経って、少し落ち着いてからもう一度目を通しましょう


といったアドバイスを読んだこともあります。





指摘部分を修正して再投稿します


しかし、


まるでだめ、却下


ということもわりに少なく、


たいていは、修正して再投稿となります。


このプロセスが1回で通れば、やれやれ。


またまた指摘→修正


を繰り返すこともあります。


査読者は匿名が原則で、投稿者名も伏せられています。




私は査読も、被査読も経験したことがありますが


どちらも結構たいへんです。


チェックが入ることでジャーナルのレベルが維持されるというメリットは


あるものの、時間がかかるので、タイムリーに発表できないという点をどうするのか。


オンラインジャーナルが増えてきた今日、スピーディさも求められると思います。



今日の英単語:agile  (形容詞) すばやい、迅速な


ではでは。
今日もお読みくださって、どうもありがとうございました!