おはよう! 1日ひとつ英単語

60歳を過ぎ肩の力が抜けてから案外楽しくなってきたなあと思う日々です。

炎上する「年収200万円で豊かに暮らす」というムック


節約の算段より、収入を増やすことが先だという声


        (イメージ)



こんばんは。


お立ち寄り、ありがとうございます!


さて、さきほど、ネットを見ていましたら、


宝島社が今月7日に出版した「年収200万円で豊かに暮らす」(監修:横山光昭)


というムックが


議論を呼んでいるようです。


ちなみに、そういう本があることは今日初めて知ったので、私はまだ読んでいません。






twitterなどで、喧々諤々らしい

へえ、どんな議論だろうと思って、さっそくtwitterを見てみました。


かなり辛口な批判が多いのですが、その内容は様々です。


1)本当に年収200万で人生が豊かに送れるのか、3年分の収支表を掲載してほしい


2)「色々と地獄を感じた、これを見た時」という投稿がきっかけで、今回の大討論に発展したようです


3)「年収200万」がtwitterのトレンド入りをしています


4)宝島社や関係者の人々は、年収200万ではないんでしょう


5)低収入を正当化してはいけない。政策の失敗を訴求すべき


などなど。




似たような本はたくさん出ているのに、今回こんなに炎上したのはなぜだろう


選挙が近い。


日銀黒田発言などに見られる、物価上昇に対する危機感の差異。


いわゆる高額所得者以外の層の持つ不公平感。


労働賃金が上昇していない。


節約のアイデアよりも、収入拡大への積極的な働きかけが先だという思い。


などなどが、原因でしょうか。


まだ読んでいないので、あくまで推測なのですが。




多くの人のカンに触った原因を表紙から推測すると


今回のムックの表紙をネットで見てみました。


タイトルは、「年収200万円で豊かに暮らす」です。


さらに副題として


節約することが楽しくなる!
人生がハッピーになる!


とあります。


このあたりが、低収入の正当化に加担?していると取られた一因かもしれませんね。





収入上昇への働きかけと、節約のアイデア提供は別の機能だと思うのですが


労働賃金を上昇させるための試みは、当然行うべきです。


生産性の向上、マーケティングの徹底、はたらき方改革・・しかし、一向に上がりません。


さらに、コストプッシュ型のインフレはもうここまで来ています。


収入上昇への努力が、今後の日本の経済発展の肝であることは間違いありません。



他方、節約の努力を過小評価するのも考え物です。


できることから始めて、日々の生活を少しでもよくしていこうというのは


多くの家計において、ごく自然なことでしょう。




今回の炎上で思ったこと

おおまかに生活費の説明をするのではなく、


そこまで言うならきちんとした証拠をだせ


といった論調がまま見られたのは印象的でした。


みんな生活を維持することでいっぱいいっぱいです。


適当なこと言うな!


という声が聞こえて来そうです。


かつてのように、


ご近所のたわいない世間話


で済まされない迫力が感じられました。



今日の英単語:evidence (名詞/動詞) 証拠 証明