おはよう! 1日ひとつ英単語

60歳を過ぎ肩の力が抜けてから案外楽しくなってきたなあと思う日々です。

自分の論文の詳しい査読結果を公表する人は少ないと思いますが

論文を投稿すると






一般に論文を学術雑誌に投稿すると、査読に回されます。


しかし中には、editor kick と言いまして、査読にすら回してもらえず、

編集部の段階で門前払いということもあり得ます。

内容が雑誌のレベルを下回っているとか、

ジャンルが違う(論文の内容のレベルではなく、出す雑誌が違っている)など、

理由はさまざまだと思います。




査読にまわってからもヤキモキ


査読というのは、英語ではpeer review 

つまり同業者・同僚の批評ということになります。


たいてい査読者は、3人程度で、投稿者の名前は伏せられており、

また査読者の名前も投稿者に知らされません。


1ヶ月くらいすると、結果が戻ってきます。


1) このままで掲載できます

2) 若干の修正後、掲載可能です。

3) かなりの修正が必要です。修正後、再査読を経て掲載の可能性があります。

4) 掲載不可


だいたいこんな感じです。



投稿した側はドキドキものです。他の人のことも知りたい


前述の経過を経て、投稿論文の行方が決まります。

さて、他の人はどうなんだろう。

打率何割ぐらいなのかしら

など状況を把握したくなるのが人情というもの。


英語版のジャーナルに関しては、そうした情報サイトがありますが、

もっと個人的に詳しく知りたい。

そう思っていた私なんですが、

かなり詳細にご自身の結果を掲載しておられるブログに行き当たりました。


研究分野はまったく異なるものの、リジェクトされた時の状況、対処方法や

心境が手に取るように分かり、

陰ながら勝手に成り行きをシェアしております。





査読はする時も、される時もツラい


特にこれから学位を取ろうとしている院生は、

学位論文提出要件に査読論文何報という規定がなされていることが多く、

非常に切実です。


私は1年1論文を目標にしていますので、

また年が明けて、23年度の一報を確保せねばと思うと張り切るような、

うーとなるような・・



今日の英単語: stubborn  (形容詞)  頑固な、しぶとい