おはよう! 1日ひとつ英単語

60歳を過ぎ肩の力が抜けてから案外楽しくなってきたなあと思う日々です。

俳句の話 つゞき

昨日に引き続き、恐縮ながらもう一度俳句の話題





俳句の評でよく出る言葉  「つきすぎ」


さて、昨日の私の拙句を俎にあげてみましょう。

ラグビーの負け試合なる夕日かな  かわる


私の自己鑑賞としては:


1)    負け試合と夕日がつきすぎか?
ここで言う「つきすぎ」とは、両者のもたらす印象が似かよっていて、
世界観が広がらないという批判です。


俳句には、一物仕立の俳句と二物衝撃俳句があります。

ここで仮にサンプルを作句すると、

一物仕立:  冬鳥の小さく鳴きて餌を探す   かわる (サンプルの句)

  最初から最後まで冬鳥についての観察です。


二物衝撃:   空高く白き鳥飛ぶクリスマス  かわる (サンプル句)

  鳥の姿だけの表現でなく、クリスマスをぶつけたことで、
  展開があります。



2)  一物仕立て、二物衝撃。どちらがいいとも一概に言えませんが

長い俳句の歴史の中でも、多くの句が作られてきました。

一物句で、新しい境地を開くのはなかなか大変かもしれません。

俗に言う「もうある」

と言う状態になりやすいのです。




3) さて、拙句に戻りますと、

ラグビーの負け試合なる夕日かな  かわる


この句は、季語がラグビー(冬)で、上五に置かれています。
つきすぎという自己批判を受けて
少し離してみたのですが・・

なかなか離れません(笑


ラグビーの負け試合なる瞳かな  かわる

ラグビーの負け試合なる膝頭   かわる



さてさて、本日はこれにて。

Have a good one!


今日の英単語:  affidavit  (名詞)  宣誓供述書