約2年が経過しました。2022年欧州委員会委員長ライエン氏のロシアのウクライナ侵攻スピーチを振り返る
欧州委員会委員長ライエン氏 (Ursula Gertrud von der Leyen) のこのスピーチから2年が経過したが
欧州委員会より公表された肖像
2019年12月1日に就任された当時、
女性初の委員長ということで、かなり話題になったのですが、
ロシアによるウクライナ侵攻が発生するまでは、
私はそれほど意識していませんでした(すみません)。
しかし、約2年前の2022年、ロシア侵攻後、委員会で行ったスピーチは
印象的でした。
このスピーチがなされた時点では、
2年後の今はもう解決の目処が立っているかと
思ったものでしたが、依然として厳しい状況が続いており、
辛いニュースが流されています。
ドイツ語が母国語の方ですが、非常に明快な英語で話しています
欧州に詳しくない私がここで軽々にものを言おうとは思いませんが、
2年前ライエン委員長が語り掛けた言葉は、
委員長の思いをよく伝えていると感じました。
youtubeリンク↓
2022/3/1:The speech of the President of the European Union Ursula von der Leyen on Ukraine
編集して短くまとめているため、いろいろなバージョンがあります。
最初のバージョンは13分ほど、
2番目のものは、5分ほどに編集されています。
書き物によるフルバージョンはこちらから↓
ネイティブの英語より、ドイツ人であるライエン委員長の英語の方が、私にとっては遥かに聞き取りやすい。
文は短く、はっきりと発音されています。
上記youtubeは編集されているため、下記内容が取り込まれていないケースもありますが、
英語表現としていくつかピックアップしてみました。
*civil defense sirens again went off
この場合のgo offという表現は、サイレンが鳴るという意味です。
知らないとあれっと思うところです。
*these sanctions will come at a cost for our economy, too.
こうした制裁は、他方我々の経済にもコストをもたらすでしょう。
*we have endured two years of pandemic
私たちは2年間パンデミックに耐えてきました。
この表現も端的で、シンプルです。
*this is a defining moment.
これは決定的な瞬間です。
definingという形容詞に注目です。
*this is a watershed moment.
これは分水嶺の瞬間です。
*immense courage
計り知れないほどの勇気
ほかにも本当に多々参考になる表現がありますが、
そのうちのいくつか取り上げてみました。
なにもできないでいる自分が言うのもおこがましいですが
なんとか一日も早く事態が収拾し、
平和な市民生活が戻ることを祈らずにはいられません。
今日の英単語: 上記各単語をご参照ください
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