おはよう! 1日ひとつ英単語

60歳を過ぎ肩の力が抜けてから案外楽しくなってきたなあと思う日々です。

母の推し: ピアノは気が乗らなかったが英語は好きだった

子供の頃の稽古ごと






もう古い話になりますが


私が子どもだった頃、半世紀以上前ですね、


その頃は、子どもたちにピアノを習わせる、


特に女の子にピアノを習わせると言うのが


流行のような感じになっていたと思います。




私の母も御多分に漏れず、


私のために立派なピアノを購入し、


評判の良いピアノの先生につけました。



しかしながら、私は音楽の才能もないし、


またピアノが習いたいわけでもありませんでした。







母は1日1時間の練習を押し付けてきました


まあ、どちらかというと真面目な子どもだった私は


極力母の希望に沿おうとしましたが、


明らかに向いていませんでした。




習った曲がやっと弾ける程度で、


即興で何かを弾いて楽しむといった感じが、


全くなかったんです。




多分母も、自分の本来的価値観によって


私にピアノを勧めていたわけではなく、


社会全体あるいは近所の流行などに影響されていたと思います。




その母の影響下にある私も、


とつとつと、ピアノを中学1 年まで続けていました。



父は


「なんか向いてないんじゃないか?」


と、私に同情的でしたが、家のことは母が仕切っていましたので、


押し切られていました。



その後、中学は家から離れたところに通っていましたので、


帰りも遅く、まぁこれは無理だねと言うことで、


ついにやめることになりました。




その後、何か弾いて!


と言われても何も弾けません。









反面、母の推し「英語教育」はいい方向に進んだ


しかし、母の推しがすべてダメだったわけでもありません。


教育熱心だった母は、


伝手を辿って、素晴らしい英語の先生を探し出し、


私はこの先生のおかげでずいぶん助かりました。


この出会いは、母の情熱と幸運な偶然によるもので、


今でもこころから感謝しています。




今、曲がりなりにも英語圏で仕事ができたり、


研究を進めることができるのも、


この先生に負うところが本当に大きいと思っています。





その先生についてはこちらに書きました↓





母は、ピアノ、英語のほかに


油絵、バレエなども推してきましたが、


忙し過ぎるということで、


なんとか回避しました。



バレエは、自分でやるのは何ですが、


見るのは今でも大好きです。


ピアノも油絵も、鑑賞するのは楽しいです。








今日の英単語: lexicon(名詞)    語彙、語彙録、辞書

(言語学でよく使われるようです)