外国人浮世絵師 女性もいた
女性浮世絵師 ヘレン・ハイド
外国人浮世絵師エミール・オルリックに続き
女性外国人浮世絵師ヘレン・ハイドをご紹介したいと思います。
ヘレン・ハイド (Helen Hyde) 1868-1919
「お隣さん」 ヘレン・ハイド
My neighbors -1913- Helen Hyde (public domain)
ヘレン・ハイドは、アメリカ人の女性画家で、
日本に10年以上滞在し、日本の文化を題材にした作品を多く残しました。
また、ヘレン・ハイドは、
前述のエミール・オルリックと日本滞在期間が重なっていた時期があり、
オルリックからも版画の手法を学んだようです。
作品「お隣さん」では、日本髪に結った女性と、こどもの姿が愛らしく描かれ、
すずめたちも自然で何気ない風がいいですね。
亀戸天神の太鼓橋も描いています
「亀戸天神の太鼓橋」 ヘレン・ハイド 1914 (public domain)
Moon bridge at Kameido -1914- Helen Hyde
藤の名所として名高い亀戸天神を描いた作品です。
藤に触れようとしているのでしょうか、
橋の欄干からはみださんばかりの少女が生き生きと描写されています。
藤の描き方が、ユニークだと思いました。
Cherry Blossom Rain 1905
ヘレン・ハイド 1905
桜の雨もいい雰囲気。
着物の色合いがとても上品です。
赤ちゃんをおんぶしているようですね。
ヘレン・ハイドは当時たいへん評価が高かったようです。
しかし、今日では、
その作品を知っている人々は限られているのではないでしょうか。
今一度、外国人の浮世絵師の作品に、目を向けてみたいものです。
今日の英単語:national anthem 国歌
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