おはよう! 1日ひとつ英単語

60歳を過ぎ肩の力が抜けてから案外楽しくなってきたなあと思う日々です。

講義初回は準備がたいへん。論文書きは出だしが辛い




春近し








連続して担当している講義でも、


学期はじまりの際は、再度確認し、情報をアップデイトしたり、


前回の経験を生かして、内容を調整したりするものです。



まして、まったく新しい講義の場合は、


はじめにしっかりとシラバスを組むのは当然ですが、


講義自体の準備にも時間がかかります。



私の担当範囲では、大学の授業は通常90分・15回でワンセット


となっています。







論文書きは、書き出すまでと査読が返ってきてからが辛い


講義をすることも大切ですが


研究者にとっては、論文発表は生命線のようなものです。


私もおよばずながら、年に1-2本は論文投稿をしています。


晩冬から春先は、論文の投稿締切や、


査読の戻りなどで、忙しい時期です。



論文は構想を練るのと、書き出しがたいへんです。


書き出してしまえば、わりにどんどん進むのですが、






で、どうするかと言えば、細分化です。


仕事を小分けすると、気が楽になります。



たとえば論文の場合、


1)どの雑誌に投稿するか
英語か日本語か。
ジャーナル毎に、締切日や書き方の形式なども異なります。



2)全体のスキーム(scheme)作り
論文の目的や背景、先行論文、具体的な検証方法など、全体の流れを確認します。



3)誰に何を取材するか
私の場合、現場を取材させていただくことが多いので、
インタビューを誰に依頼するか。
コンタクトの仕方などを具体的に考えます。



4)取材した事柄をまとめ、必要があれば追加取材をする


5)字詰め・ファイル形式を指定に合わせ、
「はじめに」を書き出す


6)以降、少しずつ原稿を書き進める



といったところです。


ここまでたどりつけば、エンジンが動き出していますので、


気分的には上がってきます。





ただし、査読でリジェクトされる恐怖はありますが


査読論文投稿の場合は、


査読結果が戻ってきますので、


それも結構辛い。


reject ( リジェクト、論文掲載を断られる)の可能性もありますし、


少なくとも


revise(修正) を求められるのは常です。


ここからまたひと踏ん張りです。



春先は結構、バタバタです。






今日の英単語:persuade (動詞) 説得する、言い聞かせる