おはよう! 1日ひとつ英単語

60歳を過ぎ肩の力が抜けてから案外楽しくなってきたなあと思う日々です。

これはアジア人差別なのか。先日のアカデミー賞授与式で


アカデミー賞のトロフィーは、前回の受賞者が新しい受賞者に授与します。ここでの振る舞いが議論を呼んでいます。




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私の印象ではステージに前回の受賞者と今回の人だけ上がるのかと思っていましたが、

先日の式では過去の受賞者が数名並んでいました。


ここが話がもつれるひとつの下地になっているのかもです。

で、男女一人ずつアジア系のスターが授与者側にいました。

要するに前回の受賞者ですね。





今回の受賞者は、前回の受賞者(授与者)に礼儀正しく接したか?


男女どっちが先だったか知りませんが、

まず男性アジア系俳優さんの場合から書きます。





名を読み上げられた俳優氏が感極まった風で壇上に駆け上ります。

ここで前回の受賞者からトロフィーを渡され、

ハグや握手

などを通常するのですが、

アジア人授与者の顔も見ず、握手もせずに、トロフィーをさっと取り、

他の俳優と握手などをしたのです。

この様子が世に出て、

アジア人差別ではないかと批判を浴びています。

授与者をレスペクトするのを忘れていないかということです。



次に女性アジア系俳優さんの場合:

壇上に上がった今回の受賞者が、

本来の授与者のアジア系女優さんの隣の友達の白人の方に

トロフィーを押すように移動させて

白人女優さんから受け取ったように見えたという話です。

これも批判を浴びています。

しかし、これについてはアジア系女優さん自身がそうではなく、

一緒に授与できて嬉しかったんだといったコメントを出しています。







その後、アジア系俳優さんと一緒に撮影したり、アジア系女優さんの方が状況を好意的に解釈説明したりしたのですが、いろいろな考察が出て騒ぎに



差別じゃないです。

そういう風に見えたかもしれないけれど、友好的関係です

と、それを証明するかのように、その後撮影写真や状況説明が

なされています。


たしかに映像を見る限り、

差別的だというより、むしろ礼儀が足りないという風に

私には見えました。




私は、周りの人々が今ひとつだったと思う


アメリカで、こういう差別的と思われかねない行為があった時、

あるいはそんな気はなくても誤解されそうな状況になった時

私の経験では、周囲が白人ばっかりだったとしても

必ず何人か抗議してくれたり、

かわるさんが今日のヒロインだよ、戻って戻って


みたいな援護射撃?をしてくれたものです。


今回は全然それがないのが、私は不満です。

ただ、女性版の方は、向かっていちばん左の女優さんが

隣の授与者じゃないのに授与した人のドレスを引っ張っていますよね。


これは親切だったんじゃないかしら。




(追伸)

フルショウ(全体通し) を見てみると、他にもいろいろな例があります。




私は、最後の方、1時間3分過ぎくらいの

主演男優賞で選ばれた方がもっとも礼儀正しいように感じました。


最初の方、19:30くらいに、助演女優賞の女優さんが出ています。

こちらもトロフィーの授与者にそれほど篤く挨拶していませんから、

そのへんはフリースタイルなのかなとも思いました。





今日の英単語: micro aggression     マイクロアグレッション

無意識のうちになされる差別
無意識の偏見や差別によって生まれた発言行動が、他者を傷つけること








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