おはよう! 1日ひとつ英単語

60歳を過ぎ肩の力が抜けてから案外楽しくなってきたなあと思う日々です。

母はたいへん料理が上手でした。

前、父母についてこちらのブログに書きましたが







母は、感情の起伏が豊かな(激しい)人でしたが、


料理は本当に上手で、個性的な魅力のレパートリーをいくつも持っていました。



特に、プディング、茶碗蒸しのような蒸すタイプのものが得意で、

母のものより美味しいプディングを食べたことがありません。


白菜と肉団子と春雨のスープや、ばら寿司、母流ローストビーフ、

ビーフストロガノフなどなど。


私の誕生日会にやってきたお友達もみんなおいしい、おいしいと

大評判で、本当にうれしかったものです。




さて、その昔、父の部下の方々を年末お招きして我が家で忘年会を例年していました


父にしてみれば、料理上手な妻が自慢でしたでしょうし、

昭和中盤の頃は、サザエさんを見ても分かる通り、

家に人を招くことは多かったと思います。


ところがある日、

「今年の忘年会は外でやってください」

と、母が決然と切り出しました。

たいへん心理的負担になっているし、

自分も年末年始はゆっくりしたい

ということでした。


父はもちろん、母の苦労に思いが及ばなかったことを詫びて、

その年から、どこかのレストランでの開催となり、

うちにはやって来なくなりました。



そうか、あんなに料理上手でもやっぱり大変なんだな


多い時は20人くらい、入れ替わり立ち替わり顔を出していましたから、

今思えばそりゃあ負担ですわね。


母は、思いやりがないとすごく怒って、父をやり込めていましたが、

父は「そうだなあ。すまんかった」

と無抵抗主義です。


ただ、ひとこと「もっと早くに言ってくれればなあ」

と付け加えたのが、ちょっと余分だったかもしれません。


案の定、母は再び激怒しましたが、怒りのエネルギーがこれで出払ったようで、

前から行きたがっていたすごく上等のおすし屋さんに行くということで、

決着しました。


もちろん、私は辞退しましたよ。

「二人で行ってきて」

ということです。

まだ子どもでそんな上等のお寿司もったいないですし、

なんかまた揉めないとも限りません。

子どもながらに、君子危うきに近寄らず・・です。



今日の英単語: president-elect   
大統領(president) に選出され、就任待ちの状態にある次期大統領(president)。
役職名の後ろに -electとある場合は、同様の意味合いになります。
また、次期会長、次期社長など、presidentも大統領以外の意味も持ちます。